週に1回映画を見たい

週に1回映画を見る事を目標に、映画を見て感じた事を書くチラシのウラ

11本目:ぐらんぶる(実写)

映画公式サイトへのリンク:

wwws.warnerbros.co.jp

 

あらすじ(公式サイトから引用):
青い海、聞こえてくる潮騒、照り付ける陽射し――国内でも珍しい離島にある大学に入った伊織の目標はただひとつ。それは気のあう友人や可愛い女子と<キラキラな大学生活>を送ること。なのに――「何かおかしい」最初に異変を感じたのはオリエンテーションの朝。伊織はなぜか服も記憶もなく大学の講堂の前で目覚めてしまう。やがて同じ境遇に陥った無駄にイケメンなアニメオタク・耕平と出会い、共にある場所にたどり着く。そこは常識が通用しない“無法地帯”、超ぶっ飛んだダイビングサークルだった!狂暴なクーデレいとこ、どシスコンのお姉さま、エロい先輩、はたまた激ケバギャルも!?

 

感想:
見ました。最新映画ぐらんぶる。ファンタジーのほうは無料ガチャ期間中に虹が3回、特にめぼしい成果もなく宝箱チャンスでは3000宝晶石が2回引けたので大勝ちでしょう。スクラッチよりストレスなくてよかった……スクラッチほんま……

それはさておき、映画ぐらんぶる。原作はアフタヌーンで連載中のダイビング?漫画です。
自分は原作を見ておらず、友人は原作ファンでどちらも楽しめたので良い映画だと思いました。
そしてここからネタバレ入りますので、視聴予定の方はお気を付けを。


ギャグ8:シリアス2くらいで終始愉快に進行するストーリーが心地よく、頭空っぽで笑いながら見れる面白い映画だったー!
それでいて脚本がすごい良くて、複線の張り方や回収の仕方がスッキリしてて面白い。原作とは違う部分が多々あるけれど、それもノリがあってて面白いと友人は言ってました。

ただ個人的に気になる部分があって、
「これ……陽気なミッドサマーじゃない……?」
主人公の伊織と耕平はキャンパスライフをおくりたかったはずなのに、身内が、サークルが、島民が、それを許さない。
島を出ようにも船を出してる人もサークル関係者で島を出られず、逃げられない。
明るい雰囲気で囲ってきてそしてまた見慣れた天井へ。
この人間関係の、島の閉塞感が白夜に照らされた祝祭を思い出さずにはいられなかった。
原作ファンの友人からは、そんな設定は原作にないしその発想は笑ったと言われたけれど。

 

良いところもたくさんあって、まず主役ふたりの演技が上手い。
直前に見た実写映画がデビルマンってこともあるんだろうけど、ちゃんとその役として演技して伝わってくる。伊織ってキャラクターも耕平ってキャラクターもブレることなく演じ切ってて本当によかった。実写デビルマン基準です。

そして音楽!音楽が雰囲気もあってとても良かった!
主題歌と挿入歌をsumikaが担当していて、sumikaはファンファーレから知ったんですが、劇場アニメ「君の膵臓を食べたい」のオープニングだそうで知ってる人はそっちで知ってるのかな。
自分は普段聞いてるラジオで知ったんですが、2019年の夏ソンといえばあいみょんマリーゴールド、Mrs.GREEN APPLEの青と夏、そしてsumikaのファンファーレ(2018年の曲だけど)の3つで圧倒的存在感なんですよね。
そんな夏ソンのイメージがあるsumikaがダイビングを舞台にした映画の挿入歌、めちゃくちゃ良い。めちゃくちゃ合う……けどその使い方はsumikaの無駄使いだよ……!褒めてるよ!

そんなこんなで実写版ぐらんぶる、陽気な狂気で面白おかしく仕上がった映画で、今年見た中で一番面白かったかもしれない。
興味ある方ない方、海と男の裸に恐怖がなければハズレないと思うのでぜひ。
ただデブの裸がないのだけが残念。それがあったら無条件に100億満点でした。

 

sumikaのファンファーレ、良い曲なのでこちらもぜひ。

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