週に1回映画を見たい

週に1回映画を見る事を目標に、映画を見て感じた事を書くチラシのウラ

2,3本目:デビルシャーク/言の葉の庭


アマプラへのリンク

デビルシャーク
https://www.amazon.co.jp/dp/B07BB6LY74/

言の葉の庭
https://www.amazon.co.jp/dp/B00PGXW522/

 

◆デビルシャーク

あらすじ(アマプラから引用):
悪魔が憑依した巨大鮫VSエクソシスト邪教に魅入られた修道女が召喚した悪魔が、凶暴で巨大なホオジロザメに憑依。次々と人を襲う!鮫に噛み殺された者は牙を生やした怪物に変異し、平和だった村は逃げ場なき地獄と化す!そんな時、破滅から人々を救うため一人のエクソシストが現れる。 

視聴理由:

 TwitterのRTで流れてきたアマプラで見れるサメ映画レビューで、
ぶっちぎりのオススメ度の低さで、逆に興味を惹かれた。
その話を友人にしたところ、一緒に見ようと誘われたのでボイスチャットを繋ぎつつ一緒に見ることになった。
好奇心は猫をも殺す。とはよくいったものだ。

 

感想:
まず前提として、ジョーズ、ディープブルー以外のサメ映画では
「メガシャークVSメカシャーク」
「メガシャークVSグレートタイタン」
「シャークネード」
の3本を視聴済みです。VSメカは劇場で笑いながら見て、VSグレタイは劇場で寝て、シャークネードは人に勧められる面白さだと思ってます。

 

さてデビルシャーク本編の話。
修道女の恰好をした女性が墓場を歩いてるシーンからスタート。エクソシスト要素を早めに出してくれてありがたい。
直後、突っ込みどころ満載のサメシーンでサメの登場が早い!偉い!もしかしたら見れる映画かもしれない!
ってこの瞬間までは思ってました。ここまではよかった。多分開始5分くらいまで。

1.場面が変わって新しいキャラが出てくる
2.サメの悪霊っぽいムーヴする
3.誰か死ぬ

永遠ループして、それが最後まで続くもんだから平坦だし張った伏線が描写不足で回収されているのか分かりづらいし、画面の説得力のなさがすごい。
外は38度、なんて言ってるけどめちゃくちゃ春か秋のような爽やかで過ごしやすい気候、水着が肌寒そうに見える。
画面でやってることもいちいち長いし、スタッフロール後も謎映像流れるし、スタッフは映画を作りにロケに行ったのではなく、バカンスをするために映画撮影の口実を作ったのでは?
と思うほどの出来。ここまで酷い映画は人生で初めてだ!
物語の時間軸とプロット作って、その通りに撮ってその通りに繋いだ結果がこれだと思うと、面白くするための工夫がきっと世の中にはめちゃくちゃたくさん行われていて、
それを怠るとこうなるって反面教師的な見方もできるかもしれない。
映像素人でも、違和感に気付いて、どうしたらいいかを考えるきっかけになる。無理やりポジティブに考えると……これが限界かな……。

 

デブ専目線で見ると、太っためちゃくちゃ可愛い男性が出てくるし、太った女性の水着シーンもある。猪おっさんが着てたらめっちゃえっちだよね。ってコメント出るくらいにはセクシー。
あとは……日本語のタトゥーいれた女性が出てくるので、彼女は一発で覚えられたくらいかな。
あのTwitterのサメ映画は信用できる。そう強く思わせられる一作だった。

 

 

言の葉の庭

あらすじ(アマプラから引用):
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。 (c) Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

視聴理由:
いつか見るためにウォッチリストには突っ込んでいたけど、まだ見ていなかった作品。
デビルシャークの泥で口をゆすいだような後味の悪さから、短い映画を1本見たい!と急遽企画され、
そのままボイスチャットを継続して視聴。

 

感想:
映画ってめちゃくちゃ心揺さぶられるし、面白いね!

 

新海誠監督作品は、「ほしのこえ」「君の名は」「天気の子」を視聴済み。どれも面白かった。
それで今回の言の葉の庭、事前に「足がめっちゃエロい」と友人から聞いていて、めっちゃ雨が降ってるくらいの事前知識しかないまま見始めた。
水の表現に惹きこまれて、絵もそうだけど音も合わさって雨の日のどこか落ち着く感じがすごく良かった。反射光で照らされるのめっちゃエモ。

 

新宿御苑の池に葉がつく植物とか、入場ゲートとか、一度足を運んでると思い入れもあってより凄く、より面白く感じられるから聖地巡礼したほうがいい。
ただまぁ自分が御苑に行ったときはお花見シーズンで入場待ち凄かったし人も凄かったから、改めて人が少ないシーズンに行って空気感を、音を、感じてみたいと思った。

 

ストーリーは特別な設定があったり、特別な展開があるわけじゃないですが、
説得力を魅せ方でデビルシャークの100万倍伝えてくるし、
一言もボイチャで口挟むことなかったし、
それでもエンドロールが流れてアマプラの画面に戻った時には「よかった」と言葉にしながら涙は流れ、
余韻が心地よくて今夜は絶対気持ちよく眠れる!ってテンションに戻してくれた。
デビルシャークの感想で工夫の話をしたけど、言の葉の庭は最初から最後まで「魅せる」工夫が組み込まれていたように思う。
絵の上手さだけじゃなく、音やテンポ、スムーズに身体に入ってきて心地よかった。それでいて飽きを感じさせず40分にまとまった展開。とても良い。
2013年、7年前の有名作品でもう見てる人も多いだろうけど、是非疲れた時やちょっと時間が空いた時、眠れない夜とか気持ちを落ち着かせたい時に見てほしいと思った。