週に1回映画を見たい

週に1回映画を見る事を目標に、映画を見て感じた事を書くチラシのウラ

9本目:ハッピー・デス・デイ (吹替版)

アマプラへのリンク:

あらすじ(アマプラから引用):
「パージ」「パラノーマル・アクティビティ」「インシディアス」シリーズののブラムハウスがお送りする新しいホラー・フィルム。監督はクリストファー・ランドン(「パラノーマル・アクティビティ/呪いの印」監督/脚本)。ジェシカ・ロース(「ラ・ラ・ランド」)は、彼女が殺害される1日を何度も繰り返す女性を演じる。この死のループから抜け出すには、殺人犯を見つけなければならない。共演はイズラエル・ブルサード(「ブリングリング」)、チャールズ・エイトキン(「ザ・ニック」シリーズ)、ルディ・モディーン(「シェイムレス」シリーズ)など。

 

感想:
3月20日、もうみなさんご存じですね。
そう、ワニが死ぬ日ですね。そんなワニの死ぬ日に見た映画がこれ、
ハッピー・デス・デイ。はい。ぴったりですね。

 

この映画はワニじゃなくて誕生日を迎える女子大生が死ぬんですが、死んだらその日の朝起きたタイミングに戻ります。
何度もタイムリープして殺人犯を特定し、殺されずに明日を迎える事が目的です。

見所は主人公が死ぬ度にメンタルが強くなったり脆くなったり、陽の大学生が見せる面と陽の大学生がピンチに陥った時に見せる姿の両面が見れるのが面白かった。
2回も殺されたらメンタルに相当クるはずだけど、そこから立ち直っては凹んだり開き直ったり、次のループでは絶対違う事するんですよ。
タイムリープものといえば最近、「サイケまたしても」って漫画を読んだんですが、あっちはもう主人公が鬼メンタルすぎて成功するまでやるから100%を地で行くんですよね。TASさんか。

 

サスペンスなのでどうしてもびっくり要素はあるんですが、グロとかホラー的な演出は少なめで苦手な人も見やすいかも?
ミッドサマーのグロ度が10だとしたらこちらは0、ミッドサマーのびっくり度が10だとしたらこちらは50くらいでしょうか。
ホラー苦手でも多分楽しめる作品なので、ホラー見たいけど怖いのはちょっとなーって人にはお勧め。

ループ物は解決に至るまでの過程と、解決した後のカタルシスが見所だと思っていて、本作はどちらも満たされたのでとても良い作品でした。オススメ。

 

8本目:デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆

公式へのリンク:

digimon-adventure.net

 

あらすじ(公式からの引用):
「太一が大人になると、ボクたち一緒にいられないの?」
「俺たちは、ずっと一緒だ」

太一とアグモンたちが出会い、デジタルワールドを冒険した夏から十年以上が経過した2010年。
世界中の“選ばれし子どもたち”は徐々にその存在が認知され、現実世界にデジモンがいる風景も珍しくなくなっていた。
太一は大学生となり、ヤマトたちもそれぞれ歩むべき道を見定め、自身の進路を進み始めていた。
そんな中、世界中の“選ばれし子どもたち”の周囲で、ある事件が起こり始める。
太一たちの前に現れたデジモンを専門に研究する学者・メノアと井村は、”エオスモン”と呼ばれるデジモンが原因だと語り、助力を求めてくる。
事件解決に向けて、太一たち選ばれし子どもたちが再び集結。
しかし、エオスモンとの戦いの中でアグモンたちの“進化”に異変が起こる。その様子を見たメノアは、太一たちに衝撃の事実を語る。
選ばれし子どもが大人になった時、パートナーデジモンはその姿を消してしまう――。
エオスモンの脅威は、次第に太一の仲間たちにも及んでいく。
戦わなければ仲間を救えない、しかし無理な戦闘はパートナーとの別れを早めていく事に。
ずっと一緒にいると思っていた。
一番大切な存在と別れてでも戦うのか?
“選ばれし子ども”が大人になるということ――。
変えられぬ宿命を前に、太一とアグモンの”絆”が導き出す、自分たちだけの答えとは?

 

感想:
長年積み重ねてきた人にだけわかる面白さってあると思うんですよ。作品と一緒に育ってきたというかね。
最高でしたね。グランブルーファンタジー2月イベント、「こくう、しんしん」
新規の人は十天衆に思い入れないけど古参の人は苦労して加入させた分思い入れもあり、9-4のバトルなんかは最高にエモくて……

はい、話を戻してデジモンです。
こっちは小学生の頃、日曜朝に起きてテレビにかじりつき、成長してからは個人サイトでそうとは知らずBL小説を読んで育ってきた世代。ある意味選ばれた子どもと言えますね。ちがうか。
初代視聴済み、02は途中と最終話、テイマーズ視聴済み、フロンティア見てない、セイバーズ視聴済み、Tri全部見てないって半端なデジモン具合の僕です。

 

話はね、見たかったデジモンが最初の30分、そして大人になった俺たちが10年前に見なきゃいけなかったデジモンって感じ。とてもよかった。
終始パートナーがテーマで、太一とアグモン、ヤマトとガブモンの初代組の温度感と、大輔とブイモンといった02組の温度感の違いをぜひ見てほしい。
少年期だったアニメ時代から、変化していく人間たち、変わらないデジモンたち。ほとんど記憶が抜けていても、あの頃からの成長は見ていた人しかわからない。アグモンの最後のセリフは劇場で泣いてしまった。

ちなみに推しはガブモンなんですが、あの頃と変わらない可愛さでヤマトにくっついてるのが最高でした。カワイイ・オブ・カワイイ。健気なんですよ彼ね、それでいて完璧にヤマト信頼してる空気、たまんない。
アルマジモンもめちゃくちゃ可愛かったので推せますね。

7本目:ミッドサマー

公式へのリンク

www.phantom-film.com

 

あらすじ(公式から引用):
家族を不慮の事故で失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人と共にスウェーデンの奥地で開かれる”90年に一度の祝祭”を訪れる。美しい花々が咲き乱れ、太陽が沈まないその村は、優しい住人が陽気に歌い踊る楽園のように思えた。しかし、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖……それは想像を絶する悪夢の始まりだった。

感想:
まずは週に1本って言ってるのにだいぶ久々ですね。あくまで努力目標なので気にしない。
さて、見てきたのは先週土曜だったんですが一週間置いての記事。もうだいぶ忘れてる……というか忘れさせたかったよ!
今回に関しては公開中の映画って事もあり、見てない人は気を付けて。

 

見る前は、「ダイマがすごい」「なんか知らんが海外で評判らしい」「グロとホラー要素がある」「カルト要素がある」って前情報で見に行きました。
おうおう、そんな話題になってるんなら見とこうやんけ。面白くてもつまらなくても話題にはできるやろ。
くらいの気持ちで見に行ったんですよ。いやーもう評判だけで映画を見に行くのれはこれで最後にしたい。

 

最初に言うと、めちゃくちゃ後悔しました。
エンドロールを見て、ストーリーを咀嚼して、一緒に見た友人と感想話して、「辛い」って思いながら家に帰って布団に入りました。
いや、怖いとかグロいとかそういうんじゃなくてね、全体的にこう、なんか、こう……辛い。
序盤の30分ほどは村に行くまでの流れで、いつホラー要素が来るのか、いつグロ要素が来るのかビビりつつも退屈な時間が続いて、残りはあらすじ通り平和に見える村と徐々に事件が起きていく……って流れで、
雰囲気が突然変わるって事がないまま、明るいまんま、前評判通りの感じになっていくわけで。
日本ホラーみたいな突然ドン!みたいなビビらせかたも序盤にしかなく、ホラー要素が薄い分それが気持ち悪さに繋がっていくってのは新たな知見だったかも。
驚かせず、明るいところでああいう展開や魅せ方だと、叫び声を上げるようなホラー感はなくただただ気持ち悪さが募るんだなって。
それが映像表現としてすごい。って評価されてるのかもしれない。たぶん。想像。

 

ストーリーは結構納得。序盤30分眠いとは言ったけど、全体を通して見るとやっぱり必要で、
主人公ダニーの不安定さ、ダニーの性格を見せておかないと村についてからの行動や動機が薄くなってしまう。
一方、90年に一度の祭りと言ってるのに毎年やってそうな事もチラホラ含まれてるのが少し気になった。アッテストゥパンとか毎年やらないと意味ないよね。
最後は納得のエンディングを迎えるんだけど、納得はするけど面白いとかつまらないとか感じなくて、ああ、そうなんだ。ってそこに至るまでの気持ち悪さに心が完全に負けてた。

きっと好きな人は好きなんだろうけど、デートで軽い気持ちで見るような映画でもないし、
ジョーカーが楽しめなかった人はこれも楽しめないなって友人と話してそこは一致した。
俺はジョーカーが楽しめなかった側です。

6本目:ジョン・ウィック(吹替版)

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https://www.amazon.co.jp/dp/B01BHBT1S2

 

あらすじ(アマプラから引用):
裏社会に語り継がれる一騎当千・伝説の殺し屋ジョン・ウィック。愛を知り、表の世界へと足を洗い平穏な日々を送っていた彼は、ある日、不運にも彼の愛するもの全てをマフィアに奪われてしまう。怒りに震え、心の奥底に封じ込めた"殺し屋の魂"を解き放ち、復讐のために独り立ち上がる。


感想:

いやー先週はGBVSやっててすっかり見るの忘れてましたね。
それはそれとして、ネタバレ伏せて言いたいこと言うのが大変なので、今回から気にせずガンガンネタバレ書いていこうと思う。
ジョンの妻が死んで、妻が死ぬ前に犬を贈ってくれて楽しいワンワンライフを過ごしていたところ、車好きのチンピラに襲われて車も奪われ犬も殺され……ってところから復讐劇が始まるんだけど、ジョンがひたすらに強いしメンタル的にも強いしで楽しい。途中ピンチになったりもするんだけど、なんやかんやあってうまいこといくって話。

ジョンの殺しが大胆かつ鮮やかで、どんどんターゲットを追い込んでいくのは爽快だし、ジョンも無敵じゃないからちょくちょくダメージ受けたりピンチになるんだけど、それもまた良い。


序盤にディナーを頼むシーンのデブかわいかったり、イヌがかわいかったり見所は多い。

話自体はシンプルでわかりやすいので、ジョンの復讐を楽しむ感じの映画。頭使わず見れるのでオススメ

5本目:グランド・イリュージョン (吹替版)

アマプラへのリンク

https://www.amazon.co.jp/dp/B01AZA1KZ8/

このトリックを見破れるか?!  マジックのルール。誰よりも利口になれ。 4人のスーパーイリュージョニストチーム“フォーホースメン”。彼らはラスベガスでショーをしながら遠く離れたパリの銀行から金を奪い、観客を驚かせた。このことからFBIとインターポールから追われることになったホースメン。しかし彼らは誰よりも先を見ていた…。彼らはどうやって金を盗んだのか? 彼らの目的はいったい何なのか? 最後のショーが終わる時、すべてのトリックが暴かれる!(C)2013 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

視聴理由:
フォロワーから勧められリストに登録済みで、職場の飲み会で今度見る映画どれにするか迷ってるんですよね~とリスト見せたら、
グランド・イリュージョンは絶対に見たほうが良い。シナリオ、演出。どれをとっても一流」と猛プッシュされたから。


感想:
マジックの面白さは目の前で不思議な事が起きるから。と考えているので映画で見てもCGだのなんだの色々できるしなぁと鑑賞前にハードルを下げておいたんですが、面白かったー!

3人のマジシャンと、1人のメンタリストという名の催眠術師のチームなんだけど、そのメンタリストが万能でほぼギアス。絶対遵守のチカラ持ってる。
ある意味チートなんだけど、こいつのおかげで意識的に「マジック」と「マジック映画」を切り離せるのが大きかった。
そしてこれはマジック映画。あくまで映画。マジックを見るんじゃなくて、映画の中にマジックが演出としてある。


映画の中で3度、大きなマジックがあってそのうち2つが解説あるんだけど、それぞれ納得できる形になってたのが面白かった。2つ目のは解説なかったよねアレ。多分催眠術師が無双したんだと思う。
その大きなマジックは規模が大きすぎてヒエェ……みたいなすっとぼけ感想しかでないんだけど、ショー以外で魅せる細かい演出が良い。
一番良かったのがオープニング一発目のカード当て。ストリートで女性が選んだカードを当てる……って定番のやつなんだけど、ああはいはいこれマジック・マスターで読んだわって思ってたんだけど、見事にしてやられた。
「映画ーーーー!!!これ映画の始まった直後なのにーーーー!!!俺の選んだカード当てられてるーーーーー!?」
って声に出して言いたくなった。知ってたのに!!!知ってたのに!!!!!

マジックとしてはそこが自分の中でピークだったんだけど、それ以外にも細かなカード捌きや小道具の使い方なんかもマジシャンっぽくて良い。警察とマジシャンが肉弾戦なんかするわけないだろ!格闘技VSマジックの異種格闘技戦だ!


結構スッキリする話だったので人に勧めやすいとても良い作品だった。
自分は一度だけ目の前でマジックの修行をした人に目の前で見せてもらう機会があり、突発だったのですぐにできるコインマジックを見せてもらったが、
一切違和感感じさせずに俺のポケットから500円玉が出てきたことを今でも覚えている。
手のひらにあって、握ったコインが逆の手から、その手からも消えたと思ったら俺のポケットに。言葉にするとよくある手品だが実際に自分が体験するとまるで魔法をかけられたかのような高揚感があったので、是非とも機会があれば直接マジックに触れてほしい。
アレは外から見るよりかけられる事のほうがきっと何倍も楽しいから。

4本目:ドラゴンボール超 ブロリー

アマプラへのリンク

https://www.amazon.co.jp/dp/B07R3J1BDT/

あらすじ(アマプラから引用):
「力の大会」後の平和な地球。宇宙にはまだまだ見た事のない強者がいると分かった悟空は、更なる高みを目指して修業に明け暮れていた。そんなある日、悟空とベジータの前に現れたのは、見たこともないサイヤ人ブロリー”。惑星ベジータ消滅とともにほぼ全滅したはずの“サイヤ人”がなぜ地球に?再び地獄から舞い戻ったフリーザも巻き込み、全く違う運命をたどってきた3人のサイヤ人の出会いは、壮絶な闘いへ――。(C) バードスタジオ/集英社(C)「2018 ドラゴンボール超」製作委員会

 

視聴理由:
アマプラでブロリー見れるじゃん。ってフォロワーが言ってたから。

 

感想:
感想に入る前に、まずはスーパーサイヤ人のおさらいをしておこう。
超ではないほうのTV版アニメをブウ編の最序盤までしか見ていない自分では知らない情報が多く、シリーズ物の劇場版アニメでは当然説明もないので後々調べた事だが知っておいたほうが話がスムーズに進むからである。

まず、『超サイヤ人1』。いつもの金髪になり、『超サイヤ人2』になるとバチバチしたオーラが出て『超サイヤ人3』になると髪が伸びる。
ここまでは見たことあった。ここまでは。細かく区切られていることは意識してなかったけど。

そして『超サイヤ人ゴッド』。髪が赤くなる。えっ。
今までバチバチのオーラ出してたのに急にスン……って落ち着きつつも真っ赤な瞳と髪から闘志むき出しになってて超サイヤ人との違いが露骨に出る。
超サイヤ人より筋肉が減ってテクニカルな戦いになるらしい。

そしてそしてお待ちかねの『超サイヤ人ゴッド超サイヤ人』。SSGSSなんて単語を聞いたことはないだろうか。
そう、それである。スーパーサイヤ人のゴッドがスーパーサイヤ人になった形態。髪の毛も青くなり明確に強くなってるらしい。


さて、事前知識をおさらいした事だしそろそろ感想。
もうとにかくバトルがド派手でこれこれこういうの!こういうのが欲しかった!
単純な力比べ、どっち強いかハッキリさせようぜって姿勢、格ゲーマーは戦闘民族みたいなところがあるしわかるはず。
実質地球チームVSフリーザ軍のキャラ変あり10先みたいなもん。ちょっと違うかもしれなけどまぁ気持ち的な話だから置いておく。

事前に超サイヤ人のおさらいをしたってことはつまりそういうことで、SSGSSになるまではまぁ遊びなわけで、
ベジータ VS ブロリー
超サイヤ人ベジータ VS ブロリー
超サイヤ人ゴッドベジータ VS ブロリー
って感じでどんどんキャラコロしながら戦ってって、ド派手な技、ド派手な演出、シンプルな挿入歌(カカロットォ……GOブロリーGOGO!)
とわかりやすくバトルバトル&バトル&バトル。何度もいうけど、こういうのが見たいからこれでいい。


バトル以外の部分で言うと、
舞台が氷の島なんだけど、背景が激しぎるバトルでステージが壊れては溶岩ステージになったり精神世界みたいなステージになったり、バトルの規模や展開にあわせてドンドン変わっていくのは見物。DBFの演出はこういうところからきてるんだなー!
オチのために序盤に仕込まれた展開も、後半の濃いバトル前のあっさりとした味わいで終わってるみるといいものだった。あと惑星ベジータの右側にデブがいたのがよかった。
詳しくないからアレだけど、神っぽい犬も可愛かった。多分前の映画とかで活躍してるキャラなんだろうなぁPixivで一時期見たし。
特に今回フリーザがちょい役で、ブロリー運搬係になってるんだけどコミカルな面もシリアスな面も両方描かれていたのが良かった。キャラの性格の善し悪し全部見せて、これがフリーザだよな!って気持ちにさせてくれるのが好き。

ドンゴンボールで!バトルが見たい!って時に確かにこれはよかった。あんまり感想でないくらいバトルバトルしてた。
だから言葉であれこれ伝えるよりも、とりあえず見てサイッコーだったよな!ってハイタッチするくらいで良い。

2,3本目:デビルシャーク/言の葉の庭


アマプラへのリンク

デビルシャーク
https://www.amazon.co.jp/dp/B07BB6LY74/

言の葉の庭
https://www.amazon.co.jp/dp/B00PGXW522/

 

◆デビルシャーク

あらすじ(アマプラから引用):
悪魔が憑依した巨大鮫VSエクソシスト邪教に魅入られた修道女が召喚した悪魔が、凶暴で巨大なホオジロザメに憑依。次々と人を襲う!鮫に噛み殺された者は牙を生やした怪物に変異し、平和だった村は逃げ場なき地獄と化す!そんな時、破滅から人々を救うため一人のエクソシストが現れる。 

視聴理由:

 TwitterのRTで流れてきたアマプラで見れるサメ映画レビューで、
ぶっちぎりのオススメ度の低さで、逆に興味を惹かれた。
その話を友人にしたところ、一緒に見ようと誘われたのでボイスチャットを繋ぎつつ一緒に見ることになった。
好奇心は猫をも殺す。とはよくいったものだ。

 

感想:
まず前提として、ジョーズ、ディープブルー以外のサメ映画では
「メガシャークVSメカシャーク」
「メガシャークVSグレートタイタン」
「シャークネード」
の3本を視聴済みです。VSメカは劇場で笑いながら見て、VSグレタイは劇場で寝て、シャークネードは人に勧められる面白さだと思ってます。

 

さてデビルシャーク本編の話。
修道女の恰好をした女性が墓場を歩いてるシーンからスタート。エクソシスト要素を早めに出してくれてありがたい。
直後、突っ込みどころ満載のサメシーンでサメの登場が早い!偉い!もしかしたら見れる映画かもしれない!
ってこの瞬間までは思ってました。ここまではよかった。多分開始5分くらいまで。

1.場面が変わって新しいキャラが出てくる
2.サメの悪霊っぽいムーヴする
3.誰か死ぬ

永遠ループして、それが最後まで続くもんだから平坦だし張った伏線が描写不足で回収されているのか分かりづらいし、画面の説得力のなさがすごい。
外は38度、なんて言ってるけどめちゃくちゃ春か秋のような爽やかで過ごしやすい気候、水着が肌寒そうに見える。
画面でやってることもいちいち長いし、スタッフロール後も謎映像流れるし、スタッフは映画を作りにロケに行ったのではなく、バカンスをするために映画撮影の口実を作ったのでは?
と思うほどの出来。ここまで酷い映画は人生で初めてだ!
物語の時間軸とプロット作って、その通りに撮ってその通りに繋いだ結果がこれだと思うと、面白くするための工夫がきっと世の中にはめちゃくちゃたくさん行われていて、
それを怠るとこうなるって反面教師的な見方もできるかもしれない。
映像素人でも、違和感に気付いて、どうしたらいいかを考えるきっかけになる。無理やりポジティブに考えると……これが限界かな……。

 

デブ専目線で見ると、太っためちゃくちゃ可愛い男性が出てくるし、太った女性の水着シーンもある。猪おっさんが着てたらめっちゃえっちだよね。ってコメント出るくらいにはセクシー。
あとは……日本語のタトゥーいれた女性が出てくるので、彼女は一発で覚えられたくらいかな。
あのTwitterのサメ映画は信用できる。そう強く思わせられる一作だった。

 

 

言の葉の庭

あらすじ(アマプラから引用):
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。 (c) Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

視聴理由:
いつか見るためにウォッチリストには突っ込んでいたけど、まだ見ていなかった作品。
デビルシャークの泥で口をゆすいだような後味の悪さから、短い映画を1本見たい!と急遽企画され、
そのままボイスチャットを継続して視聴。

 

感想:
映画ってめちゃくちゃ心揺さぶられるし、面白いね!

 

新海誠監督作品は、「ほしのこえ」「君の名は」「天気の子」を視聴済み。どれも面白かった。
それで今回の言の葉の庭、事前に「足がめっちゃエロい」と友人から聞いていて、めっちゃ雨が降ってるくらいの事前知識しかないまま見始めた。
水の表現に惹きこまれて、絵もそうだけど音も合わさって雨の日のどこか落ち着く感じがすごく良かった。反射光で照らされるのめっちゃエモ。

 

新宿御苑の池に葉がつく植物とか、入場ゲートとか、一度足を運んでると思い入れもあってより凄く、より面白く感じられるから聖地巡礼したほうがいい。
ただまぁ自分が御苑に行ったときはお花見シーズンで入場待ち凄かったし人も凄かったから、改めて人が少ないシーズンに行って空気感を、音を、感じてみたいと思った。

 

ストーリーは特別な設定があったり、特別な展開があるわけじゃないですが、
説得力を魅せ方でデビルシャークの100万倍伝えてくるし、
一言もボイチャで口挟むことなかったし、
それでもエンドロールが流れてアマプラの画面に戻った時には「よかった」と言葉にしながら涙は流れ、
余韻が心地よくて今夜は絶対気持ちよく眠れる!ってテンションに戻してくれた。
デビルシャークの感想で工夫の話をしたけど、言の葉の庭は最初から最後まで「魅せる」工夫が組み込まれていたように思う。
絵の上手さだけじゃなく、音やテンポ、スムーズに身体に入ってきて心地よかった。それでいて飽きを感じさせず40分にまとまった展開。とても良い。
2013年、7年前の有名作品でもう見てる人も多いだろうけど、是非疲れた時やちょっと時間が空いた時、眠れない夜とか気持ちを落ち着かせたい時に見てほしいと思った。